旧シャークヘッドの復刻版です


by shark-head

モスコー41はオモロー!「7の倍数」でアホになるな

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 明らかに正月のお笑い番組を見ながら書いている作戦研究ですね。まあ、その通りなんですが。本年もどうぞよろしくお願いいたします。デジカメ不調で写真なし。なくても多分大丈夫です。読みにくかったらすんません。結論だけ知りたい人は一番最後だけお読みください。

 一見、ソ連軍が大変そうなゲームですけど、マップエッジの守り方、反撃の仕方が分かれば、実はたいしたことありません。むしろ、ドイツ軍の方がしんどいです。そしてその方がやりがいがあるのは、みなさんご存知ですね、ハイ。

 でもって、今回はあえて「大戦略」でなく「小戦術」ガイドを紹介したいと思います。これが分かると、ソ連軍のセットアップから第1ターンの終了が非常に早くなるので。大戦略に脳みそを有効に使うため小戦術を知っていただきたい、というのが本旨であります。

 さて、このゲームの序盤でドイツ軍プレイヤーが驚くのは、ソ連軍の初期配置の歩兵を裏返して7戦力が出たときではないでしょうか。「エー、ここで出るの!」「信じられん!1線目も2線目も7戦力!」。後は世界のナベアツのように「7、14、21・・・3:1立たない!川越しでさらに1シフトで1:1!」と7の倍数を唱えてアホになる・・・え?別にそんな光景は見たことないですか(笑)。

 あ、大事な前提を紹介するのを忘れてました。

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 <<基礎データ>>
 ソ連軍の歩兵を戦力別に分類すると7戦力は6ユニット。以下は6戦力(15)5戦力(15)4戦力(19)3戦力(6)2戦力(3)です。平均戦力は4.8。意外と6が多い。

 戦車は防御力で分類します。6戦力(3)5戦力(3)4戦力(6)3戦力(3)2戦力(2)。平均は4.1。ちなみに攻撃力だと9戦力(1)8戦力(3)7戦力(3)6戦力(4)5戦力(3)4戦力(2)3戦力(1)。平均6.1。

 騎兵は5戦力(1)4戦力(2)3戦力(5)2戦力(2)1戦力(1)。平均はジャスト3。

 整理すると、歩兵は最大7最小2平均4.8
 戦車は最大6最小2平均4.1
 騎兵は最大5最小1平均3.0

 最終ターンまでもつれるような展開だったら、戦車と騎兵はカウンティングしてもいいんでないかと。

 で、もうひとつ大事なこと。

 <<基本戦術>>
 ドイツ軍はできれば5:1以上で戦闘をかけたい。DRとDEしかないので。損害吸収用の歩兵が混じっていればEXのある4:1でもOK。3:1は6分の1でCがあるので、できれば避けたい。2:1でもCとARが1つずつ。1:1は失敗のほうが多いので論外。

 ちなみに、ドイツ軍がCとARを恐れるのは、戦闘の失敗そのものより、混乱から回復できないまま敵の攻撃を受けて除去されてしまうからです。2d6(ターンによってはさらにマイナスもある)だと、結構回復できないときはできないんですよ。

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 さりげなく書いた上記2つの確認事項が一番役立ちそうですが(笑)、気にせず論を進めます。ソ連軍は初期配置で二重戦線を張っており、第1線をすべて歩兵で守っているものと仮定します。

 さて、ドイツ軍はこの状況でどう部隊を配置していくか。ソ連軍の第1線がすべて歩兵。つまり最大7戦力という状況です。まず地形効果を考慮に入れず考えてみましょう。

 【攻撃正面が2ヘクスの場合】
 7戦力相手に5:1以上を立てる方法はたった1つ。9戦力の装甲師団4個(=36戦力)をぶつけるしかありません。まあ、これなら確実に抜けますが、そんなに装甲師団が潤沢にあるわけではありません。要所に絞るしかないでしょう。

 じゃあせめて4:1を立てるにはどうするか。これにはEX要員の歩兵を入れなくてはなりません。となると、必然的に「装甲×2、自動車化×1、歩兵×1」の28戦力の組み合わせが有効になります。

 私のやってみた感じでは、「装甲4」×2、「装甲2自動車化1歩兵1」×3の5グループに分けるのがいいんでないかと。「装甲2自動車化1歩兵1」を7個つくりたくなるかもしれませんが、多分トータルで考えるとうまくいなかいと思いますよ。まあいろいろ試してください。

 【攻撃正面が3ヘクスの場合】
 要するに、装甲師団抜きで4:1が立てられるかという話。歩兵だけだと正面3ヘクスでは24戦力しか集まらないので「無理」。つまり3:1で攻めざるを得ないところも出てくるわけです。地形効果があると2:1になってしまうかもしれません。とはいえ、必ず7戦力が出てくるわけでもないです。

 私は「自動車化1歩兵4」の22戦力攻撃をお勧めします。「歩兵6」の24戦力や「自動車化2歩兵4」の28戦力だと、多分手数が足りなくなります。

 となると仮の結論は、「装甲4」×2、「装甲2自動車化1歩兵1」×3、「自動車化1歩兵4」×6、「歩兵6」×2、13カ所攻撃。組み合わせに漏れた歩兵は戦線の穴埋めに使う、ということになります。

 しかし、実際はソ連軍が二重の地形効果を受けている場所もあり、歩兵を継ぎ足さないといけないため、12カ所攻撃が限度ではないかと。実際、コマンドのリプレイでもドイツ軍の第1回目の攻撃は12カ所でした。このときも確か最北端で7戦力が出て「な、なな?」とアホになっていたような(←くどい)。

 まあ、モスクワやボロネジが攻撃を受けて守備隊が3戦力だったら、いかなるソ連軍プレイヤーもナベアツばりに「さぁん!」とアホになるしかないでしょうねえ(←だからくどいって)。

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 はい、忙しい人はここだけ読んで下さい。ドイツ軍の効率的な初期配置のやり方です。

 ソ連軍がセットアップした後、ドイツ軍は「装甲4」×2、「装甲2自動車化1歩兵1」×3、「自動車化1歩兵4」×6、「歩兵6」×1の12グループをつくる。で、攻撃したいソ連軍を12個選ぶ。装甲の入っている5グループは戦線正面2ヘクスでもOK(ただし地形効果がないところが無難)。余った歩兵を不安なところに追加する。戦線をZOCで覆うルールを満たすよう、少し調整すればできあがり。

 言わずもがなですが、その後の戦略を描かずこの通り配置しても、まったく無意味な運用になりますからね。どこを突破したいのか、どこを包囲したいのか、どこで装甲を再集結したいのか。よーく考えてから配置してください。

 言いたかったのは、ドイツ軍が1ユニットずつちまちま置いて考えてたら時間ばかりかかるので、ある程度ユニットをグループ化して配置を考えると楽ですよ、でもって13カ所以上で戦闘したらどっかで多分アホになるし、10カ所以下だとちょっと慎重すぎですよ、という話です。

 ちなみに私は、基本線は上記の通りですが、最後に10%ぐらい調整する感じ。読者諸兄の健闘(というより検討?)を期待してます。
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by shark-head | 2009-01-06 00:01 | モスクワ’41