旧シャークヘッドの復刻版です


by shark-head

カテゴリ:Thirty Years War( 7 )

 【ウイーン強襲】
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 プロテスタントがいきなりウイーンを攻撃し、帝国軍のベテランユニットを壊滅させる作戦がある。プロテスタントのリーダーが死ぬ可能性が高いので、あんまりお勧めしないが。成功すると痛快。ただし盤上から帝国軍ユニットがいなくなっても、帝国軍の新リーダーはカトリック支配都市に出せるので、ワレンシュタインが出て来れなくなるわけではない。やられたときにびっくりしないよう、展開と対処法を紹介しておく。

 ピルゼンのマンスフェルト、アンハルトと傭兵15戦力をバドワイスに。トゥルンと民兵2戦力を拾い上げてプラハに。ここでトゥルンと民兵2戦力を落として再びバドワイスに戻る。シュリックと民兵6戦力を拾い上げ、リンツに移動。1移動力を消費してリンツを支配し、最後にウィーンに入る。

 プロテスタントは21戦力でカトリックは12戦力。カトリックは戦うか篭城するかの選択を迫られる。籠城した場合、バイエルンはスタックできないので救援に来れない。ザクセン公が6戦力で救援に来れば21戦力対18戦力で劣勢だが何とか戦える。プロテスタントの戦力を下げてウイーン包囲ができなくなればめっけもの。カトリックが負けた時は帝国軍のベテラン部隊を裏返してしまった方がいい。ザクセンがオーバーランされる方がつらいので。帝国軍全滅ならバイエルンが応援に来れるので、すり減らすだけすり減らした方がいい。


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 12戦力で戦った場合、カトリックは多分負ける。そのときはツナイムに退却し、次の手番でザクセン公と合流する。逃げないと包囲されるので募兵をやる暇はない。プラハのトゥルンが戦闘を選ぶと戦わなくてはならないが、多分籠城するだろう。帝国軍はザクセンで再興を図ることになる。プロテスタントがザクセンまで追いかけて攻撃することもできる。この場合も損害は帝国軍から先に出し、バイエルンからの救援を待つことになる。

 一見プロテスタントに有利な作戦に見えるが、リーダーが死んでしまうと非常に痛い。そしてその可能性は低くない。ただプロテスタントがこの作戦を取った方がいい場合もある。それは手堅くプロテスタントが募兵で戦力を増やし、カトリックが早期にワレンシュタインを出しながら募兵に失敗した場合である。ブコーイが死んでもカトリックは痛くないが、ワレンシュタインが死ぬと痛い。帝国はスタックを分割して募兵することになるだろうが、その際に隙を見せたら、プロテスタントのウィーン強襲は狙ってもいい。また、狙える位置に兵力を集中させて置くべきだ。
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by shark-head | 2007-02-08 00:04 | Thirty Years War
 次はプロテスタントの序盤戦のリーダーの出し方について。

 【バーデン伯】
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 民兵2ユニットしかお供がいないので、バイエルンに16戦力以上のスタックがあるときはオーバーランの恐れがある。ヴィッテンバイエルに配置すれば、バイエルン部隊がミュンヘンにいる場合は届かない。できれば赤い線で民兵をヴュルツブルグに後置して、バーデン伯をバドワイスのトゥルンの民兵部隊と合流させたい。ピルゼンのマンスフェルトでも良いが。

 青線のようにヴュルテンブルクを経由すると、中立侵犯になってしまう。ただし、こちらのルートだとニュルンベルクに民兵を後置して、バイエルンの行動をけん制できる。


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 写真がぶれまくって恐縮ですが、バイエルンのスタックがイングロシュタットあたりにいるときは、ブライザッハに配置するのが無難。オーバランできなければバイエルン軍は無理して突っ込んでこないと思うが。ブライザッハは修正-2あるので、籠城しても意外と頑張れるかも。補給源でもある。バイエルンが攻略に行くと、中央への圧力を弱められる。
 プロテスタントの序盤はリーダーが大事なので、民兵は置き捨てで構わない。特にバーデン伯は3ユニット率いれるので、オランダ派遣部隊のリーダーとして貴重。


 【関係ないけど】
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 ミュンヘン、バドワイス、ピルゼンあたりはビールの名産地ですな。バドワイザー、ピルスナーと聞くとどうも飲みたくなってしまいます。


 【クリスチャン・ブラウンシュバイク】
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 クリスチャンはウェルベンあたりに出したいが、これもいきなり出すとザクセン公のダメもと波状攻撃を受ける恐れがある。バイエルンの攻撃もありうる。中立侵犯になってしまうが、先にトゥルンの民兵部隊をウェルベンに送った後で出すのが確実。

 しかし、ドレスデンにザクセン1ユニットがいるので、1回では移動できない。2ラウンドかかってしまうが、ついでにザクセン部隊をオーバーランして、さらにザクセンの3都市を支配してエリア支配してから行くのが有効。まずはボヘミアに荒廃マーカーを1個置いてドレスデンでオーバーラン。ゲルリッツも支配下に置く。


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 次のラウンドでトルガウを支配してマクデブルクに荒廃マーカーを置いてウェルベンに入る。ここでフルスタックになっておけば、ザクセン公の神風攻撃が来ても1回に押さえられる可能性が高い(オーバーランで反撃できるので)。
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by shark-head | 2007-02-08 00:03 | Thirty Years War
 ではカトリック側の基本テクを。半分は自分のためのメモ書き。コマンドの近藤氏の研究記事やWarhouse Simulationの棋譜を参考にさせていただいてます。

 【スピノラの下プファルツ落し】
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 上手にやれば2ラウンドで落ちる。プロテスタントがバーデン伯を出した後に行うと、バーデン伯に中立侵犯を強制するので有効。

 まずはスピノラのスタックをブリュッセルからアーヘン、マインツと移動して荒廃マーカーをマインツに配置(荒廃マーカーを自軍の要塞都市に置くのは基本。相手がエンドフェイズに攻城する前に支払いフェイズがあるため)。写真は下プファルツエリアがカトリック支配になっているが、ゲーム開始直後でまだプロテスタント支配が正しい。3移動力目でオッペンハイムに入り+1移動力を使って支配。その後でマンハイムに入って攻城マーカーを配置。


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 次のラウンドではハイデルベルクに荒廃マーカーを置き、ストラスブールを追加移動力消費で支配、ランダウも支配して6移動力を使い切ってマンハイムに戻る。このラウンドは攻城可能。スピノラなので+1で振れる。
 マンハイムに4戦闘力以上を置けば攻城戦は継続できるので、スピノラを使って周りを支配して戻るのが効率的。このテクニックは他の場合でも使える。このゲームでは追加移動力で支配をひっくり返せるので、移動力に余裕があれば、こまめに支配エリアを広げた方がいい。
 マンハイムが落ちれば下プファルツの3都市を支配下に置き、エリア支配と選帝侯を獲得できる。ハイデルベルクは要塞都市だが、プロテスタントのユニットがいないのでエリア支配が変われば自動的にカトリック支配下となる。つまりハイデルベルクに荒廃マーカーを置いたのは自軍で占領できると見越しての行動。スピノラが2ユニット以下で行動すれば荒廃マーカーは置かなくても良い。
 これでプロテスタントはカード番号12を使ってバイエルンに選帝侯を移すと共に、1カードを葬り去ることができる。いずれいなくなるスピノラの有効な活用方法。スピノラがオランダに行くとスペインは2ユニットになってしまうので、バイエルンのリーダーを送り込んでスタックし、傭兵を募兵しておく必要がある。


 【ハンガリー反乱の鎮圧】
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 ワレンシュタインとピッコロミニは早期に登場させ、帝国軍のスタックを増強させるのに使う。しかし、どんなに募兵のダイス目がよくても、写真のように帝国軍スタックの最大戦力は27戦力にしかならない。つまり、6戦力のハンガリーが1戦力でも増やすと、4:1の戦闘比を立てられず、オーバーランを行えない。逆に言えば、ハンガリーが1回でも募兵に成功すれば、オーバーランを受けない。

いずれは鎮圧されるハンガリー反乱だが、一度でも戦闘を行えば、ワレンシュタインも戦死チェックを受けることになるだろう。おそらく一度ではハンガリーも全滅しないので、ガボールが敗残部隊で神風攻撃をして1回はワレンシュタインに戦死チェックを迫ることができる。

 カトリックはプロテスタントがハンガリーで募兵しなければワレンシュタインでオーバーランを狙ってもいいが、できない場合は、さらに帝国軍のリーダーを登場させ、ワレンシュタイン以外のリーダーで反乱鎮圧を図った方がいい。
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by shark-head | 2007-02-08 00:02 | Thirty Years War
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 覚書代わりにいくつか書き留めておきます。色々考えたんですが、まずはこの話から。

 【リーダーの死にやすさ】
 多くのリーダーの損失値は8(=生存率80%)。グスタフなど一部のリーダーは7(=生存率70%)。ということは、8リーダーが2回戦闘しても生きている確率は64%。3回戦闘すると51%、4回だと41%です。4回戦闘したら生きている方が珍しい。7リーダーの場合だと2回戦闘でも生存率49%!3回だと34%。

 ここから分かること。まずは不必要な戦闘はしない方がいい。そして「神風攻撃」が非常に有効。結局このゲーム、リーダーの数で勝るカトリックの方が、優秀でないリーダーを使ってプロテスタントの優秀なリーダーがいるスタックに波状攻撃をかけるのが一番有効な作戦なんではないかと思い始めています。実際、私が春日殿と一昨年に対戦したときも、カトリックの私が押し込まれて、やむなくブコーイや3リーダーでグスタフに波状攻撃をかけていたら、スウェーデンのリーダーが誰もいなくなってしまいました。失敗して相手からオーバーランを受けないだけの戦力で突撃を繰り返すのが一番いいのではないかと。

 カトリックは303のリーダーが裏返って302になってもそんなに痛くない。プロテスタントは序盤でマンスフェルトが死ぬと、介入期にスウェーデンが参戦するまでダイナミックリーダーがまったくいなくなるので非常に苦しい。フランスのリーダーは登場するのが最終盤なのであまりあてにならない・・・。

 そう考えて行くと非常につまらないゲームになってしまいます。改善策としては「1:4以下の低比率では攻撃を仕掛けられない」あるいは「戦闘に勝利した側のリーダーは9のみで戦死する」というルールを採用してはどうかと思ってます。
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by shark-head | 2007-02-08 00:01 | Thirty Years War
c0211195_0324569.jpg 第12ターン。最後はピッコロミニを西から呼び戻してグスタフ戦死。スウェーデンがぼろぼろになったところにティリーが突入してベルンハルトも討ち死に。気づくと盤上には戦闘ユニットはほとんどなく、荒廃したドイツの大地が広がっているという三十年戦争らしい?風景に。略奪マーカーも足りなくなり、Siegeマーカーで代用してます。


c0211195_0333387.jpg 最終の第14ターン。正に「無人の荒野」をティリーが進軍。プロテスタントは不運にも「1」カードばかりを引いてしまい何も動かせず、カトリックの進軍を眺めるだけ・・・なのも癪でフリームーブでスペイン領オランダの占領を狙いますが、やはり無理でした。最後はトリエルでスペインの攻城戦が成功。全選帝侯独占でカトリックがぎりぎりVP30を獲得してぎりぎり勝利。第13ターンには9VPまで下がっていたことを考えると、プロテスタントも十分勝機はあったような。最後の2ターンのプロテスタントのカードがひどすぎたようで。やはり実力が拮抗すると引き分けになることが多いゲームだと思われます。


c0211195_0341849.jpg ゲーム終了時の荒廃しきったドイツ中央部。戦闘ユニットはほとんど見当たらない。茶色の2が略奪2レベルマーカー。

 感想:プロテスタントは序盤が難しいですねえ。カトリックは序盤である程度VPを溜め込んで、プロテスタントの巻き返しに備えることになるでしょう。使い捨てカードが少ない(あるいは我々が使わなさすぎた?)ためか、パスグロやBtoBよりカードの回転が遅い気が。二回り目を待っていると全然来ない感じです。今回もカトリックはオランダ戦争はカードを何も出せないうちに終わってしまいました。そんならスピノラを返さなきゃ良かったかなあ。ダイナミックリーダーが戦死した瞬間にがらっと戦況が変わるのが面白いですね。戦闘より荒廃でユニットが磨り減っていくのもこの時代の雰囲気が出ています。
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by shark-head | 2005-10-11 00:02 | Thirty Years War
c0211195_023963.jpg 第8ターン。ヴァレンシュタインが上プファルツを攻略。何とこの後フランス参戦で一気に黙示録期に突入。


c0211195_024815.jpg 第8ターン。スペイン領オランダにあったスピノラの残り部隊をスウェーデンのバネルが急襲。弱体化したスウェーデン軍を駆けつけたインファンテ卿が攻撃するもまさかのダイス0で1ポイント差敗退で、しかもインファンテ卿戦死。熱くなったカトリックは上プファルツからヴァレンシュタインを投入。実はここでヴァレンシュタインマーカーが丁度19になるので次ターンでクビにする予定だったんですがね。たまらずプロテスタントはフランス参戦。ルクセンブルク2回目の会戦はヴァレンシュタイン圧勝も、スウェーデン軍は1ステップ残り、バネルはぼろぼろになったままフランス軍と合流。そしてヴァレンシュタイン戦死。九死に一生を得たバネルだが、この後は「利害の衝突」カードを出され、最後はピッコロミニにオーバーランされる。


c0211195_025067.jpg 第10ターン。シレジアにグスタフ・アドルフが進出。死にやすいのでできるだけこっそり進入してます。ヴァレンシュタインが死んだのでマンスフェルトもボヘミアに戻って攻城戦。


c0211195_0253921.jpg 第10ターンの西部戦線。ピッコロミニがヴァレンシュタインの敵討ち?とばかりに暴れてます。スペインのコルドバが登場。インファンテ卿と組めば無敵だっただろうなあとしみじみ。


c0211195_0261011.jpg 第11ターン。ついにプロテスタントがウィーン占領。カトリックは風前のともし火。ティリーもバイエルンに戻って立て直し中。事ここに至ってはグスタフ・アドルフを倒さないと敗北確実なので、帝国軍のブコーイらが「ダメ元」波状攻撃。春日氏はまたもや「本当にやるんですか?やめて下さいよ~」を連発。ウィーンまで占領してやめてくださいも何もないので(笑)、容赦なく攻撃。
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by shark-head | 2005-10-11 00:00 | Thirty Years War
c0211195_0124885.jpg 春日氏がプロテスタント、私がカトリックを担当。私が初対戦ということもあって目先だけの打撃戦が中心になっていたような。写真は第2ターン。ザクセン選帝侯がクリスチャン・ブラウンシュバイクに「ダメ元」波状攻撃を仕掛ける。最後は相打ち。3リーダーと1リーダーの相打ちならもちろんカトリック優位。春日氏は「本当にやるんですか?やめて下さいよ~」を連発。経験上、こういう時にはやらないといけません(笑)。デンマークのクリスチャンも参戦してますが、ろくに戦わないうちにスウェーデンといさかいになって帰国。


c0211195_0133347.jpg 第2ターン。スピノラが得意の攻城戦でマンハイムを陥落させる。下プファルツを占領。バーデン伯は民兵を捨てて逃走し、マンスフェルトと合流してます。


c0211195_0143294.jpg 第3ターン。プロテスタントはボヘミアを放棄してザクセンを占領。拠点を北に移します。


c0211195_015956.jpg 第4ターン。カトリックは出血しながらもハンガリー反乱を鎮圧。ヴァレンシュタイン、ピッコロミニ、ティリーの3スタックで機動します。


c0211195_0155149.jpg ちょっと空いて第7ターン。介入期で早速グスタフ・アドルフ登場。プロテスタントはライプチヒにマンスフェルトのスタック。バーデン伯らが北ドイツの独立都市を攻略してます。
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by shark-head | 2005-10-10 00:00 | Thirty Years War