旧シャークヘッドの復刻版です


by shark-head
 みなさんはカレーライスを食べたとき、ルーの「ペース配分」を誤って、ライスだけが余ってしまったことはありませんか?コマンド新作の「シンガポール陥落」の英軍の防御作戦はこの感覚。上手にルーを配分してきちんとライスを平らげなければいけません。

 は?全然分からない?順番に説明していきます。カレーライスの中身は、

 インド兵・・・さらさらしたインド風カレーのルー
 オーストラリア兵・・・安心のオージービーフ
 イギリス兵・・・ちょっと不安な英国産ビーフ(笑)
 日本兵・・・ジャポニカ・ライス

 です。イギリス兵はジャングルにZOCが及ばない分オーストラリアに劣ります。

 両軍の総ステップ数は日本軍198に対し、英軍81(たぶん)。このゲームのCRTは損害1/1が多いですが、同じ量の損害を食らっていては、英軍の負けは確実。そうならないために英軍は何ができるか。「ルーのおかわり」は第6ターンまで来ません。

 まずは「陣地」。1ターンじっとしていればステップが増えます。これは「ルーの水増し」ですね。地形効果という「器」を活用してオッズを下げるのは当然。

 日本軍は強行軍でステップが減ります。日本軍は8ターンの間に「早食い」しないといけないのですが、急いで食べるとライスが飛び散って量が減るわけです。

 途中でルーがなくなってライスだけになったら、英軍はその時点で敗北。日本軍はステップを多少無駄にしても前進しなくてはなりません。

 減ったライスはVPになります。ゲーム終了時に、ルーが余っているとVPになります。分かりますね。英軍はあの手この手でルーを伸ばして(あるいはライスを減らして)、ライスに均等にかけ続ける必要があります。

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 ゲーム開始時の日本軍の戦力は圧倒的。インド兵がフルスタック6戦力でいても、20戦力の歩兵が2個で攻撃したら4:1(+2)が立ちます(写真右は例。実際の配置とは違います)。


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 英軍は戦闘結果1/4で「4」の損害を食らったら3ステップ飛ばして1ヘクス後退。19戦力になった日本軍が戦闘後前進し、D状態の残り3ステップを強行軍フェイズで4:1(+2)で攻撃。


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 また英軍が損害「4」を受けたら壊滅。日本軍は強行軍で1ステップ失いますが、混乱状態のユニットを攻撃しているので損害-1でゼロ。つまり、日本軍は少し運がよければ、2ステップのロスで英軍の6ステップを飛ばせます。もちろん、こんな調子で守っていては英軍必敗です。
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# by shark-head | 2007-10-26 00:01 | シンガポール陥落

ドラスタ練習帳その3

 問題を出しておきながら随分放置しておいてすいません。一応の「解答」を示しておきます。写真を今回は載せてませんが、なくても分かると思います。

 考え方はyagi殿のコメントの通り。0538のスタックにオーバランをかましてZOCを奪いますが、スタートラインから走ってきた装甲スタックはここで13移動力を消費してしまいます。なので、0737を攻撃するのは別の部隊にしなくてはいけません。24戦力スタックを0737の攻撃に回し、別のスタックで0538を攻撃する方が良いと思います。

 ただ、これはソ連軍の配置ミス(というか移動力限界)につけこんだ作戦で、ソ連軍がきちんと退却したときは、yagi殿ご指摘の「ロストフへのオーバーラン」をやることになるでしょう。

 1:2でいいんです。航空支援をつければAEはありませんから。-1あれば成功率50%。ロストフのZOCがなくなればドン川を渡るルートが確保できます。A1、A2が出ても下がればいいだけの話。ドン川を越えて退却できないので、ロストフの部隊はステップロスを受けることになるでしょう。

 このとき重要なのは、装甲スタックがバラバラにならないよう退却路の「花道」をつくっておくことです。ルーマニア軍でもイタリア軍でも構わないので、退却路の壁をつくっておいて下さい。スタックを維持して後方に下がれれば、機械化移動フェイズでもう1回オーバーランができます。1:2しか立たなくても、航空ポイントを使えばAEはありません。

 ドイツ軍はオーバーラン時に航空ポイントを使うのが重要です。ソ連軍は使えないので、確実にAEを回避できます。しかし、戦闘フェイズではソ連軍が一方的に使うことになります。したがって、ドイツ軍は戦闘フェイズでは修正の効果をあまり気にしなくて良い6:1など高比率の戦闘を意識して行うことになります。

 ドイツ軍南方は第2ターンは24戦力スタック1個しかありませんが、増援で9戦力のヴィーキング師団が来ます。おそらく第6軍の8戦力装甲師団2個も南方に回ってきます。航空基地も第2ターンに南方に移動させて第3ターンから使えるようになるでしょう。

 つまり、ドイツ軍南方は第3ターンから、24戦力スタックと25戦力スタック(ヴィーキングを入れる)で移動フェイズに低オッズのオーバーランを2回かけられ、機械化移動フェイズでもさらに2回できる(航空ポイントが4つあるので)わけです。この強力2スタックで「花道オーバーラン」を連続でかけられたら、ロストフが持たないのはもちろん、どんな強力なソ連軍拠点でも突破されてしまうでしょう。

 ただし、ドン川越しにオーバランができないのが最大の問題。ソ連軍が3ユニットでドン川沿いにならべられてしまったら、事実上お手上げです。補給切れになってもいいので、ソ連軍が戦線を引ききれない場所で渡河しておくか、3ヘクスから攻撃できるドン川のヘクスに集中攻撃して、うまく穴が空くのを期待するしかありません。ただし、ロストフに26戦力以上がこもられるとオーバーランができません。そんときは周辺に弱いところができているはずなので、そちらを狙います。

 ただ、ドン川を渡ってしまえば、ソ連軍はいったん下がって拠点づくりしなければならないでしょうから、しばらくは楽です。考えようによっては、ドン側沿いで乱戦になった方が、ソ連軍部隊を引き付けて大量に撃滅できるチャンスがあるとも言えます。早期に突破して、後方で増援を溜め込まれた方が実は後で面倒くさいのかもしれません。

 何か雑な説明になってしまいました。いつも言っていることですが、やる気のあるうち、エンジンが温まっているうちに書き留めておかないと、どうも感覚が鈍ってしまいます。いつか分かりませんが、いずれまたプレイするであろう可能性が高いゲームなのは確かだと思ってます。
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# by shark-head | 2007-06-10 00:03 | ドラスタ練習帳

ドラスタ練習帳その2

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 24戦力スタックがオーバーラン。4:1で3だとD2A1。


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 ソ連軍は退却。ドイツ軍は下がれないのでステップロスを選びます。


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 しかし、これでルートは切り開けました。


 装甲擲弾兵2ユニットが13移動力でちょうどボロネジ前のスタックに接敵できました。実はぎりぎり補給がとどかないので、戦闘フェイズでは6:1の戦いになります。確実に排除できるので、機械化移動でボロネジに入れます。

 うまくやるなら、ハンガリーを1個フリーにしておいて、ヘクス0652に入れれば、ボロネジ全面にも補給が届いていた。

 もう1ユニットは装甲師団と歩兵2スタックを包囲するために移動。

 今回は適度に運が悪い状態でやってみました。スプリットレザルトが出なければ、歩兵1スタックでソ連軍3個スタックを排除できる場合もあります。24戦力スタックだと恐ろしいくらい暴れる場合も。もちろん航空ポイントを使っても1:1で6が出るとA1で失敗になる可能性もあります。

 また、ソ連軍が退却せず踏みとどまった場合、後続の部隊から高比率のオーバーランを受けてしまいます。ただし、そちらの方が有効な場合もあるので、色々ソリティアしてみてください。

 いずれにせよ、3スタックが障害となっているなら、3個スタックでオーバランをしていけばだいたい排除でき、最後の1スタックで突破できるという目算だったわけです。

 ソ連軍歩兵が3個スタックしていると歩兵で1:3となる可能性があります。そんときはハンガリーで「偵察オーバーラン」をすれば大丈夫。1:3でも生還する可能性の方が高いので。

 要は、ドイツ軍は歩兵によるローオッズのオーバーランを多用せよ、ということです。めくってみて万が一1:2でも、航空ポイントがあれば怖くないし、50%の確率で相手は混乱します。


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 では、次の問題。この前のyagi殿が第1ターンにドン川に一斉撤退したパターンから出題します。写真は実戦より少し変えてあります。ロストフは8防御力の親衛歩兵2個と騎兵がいます。

 ドイツ軍南方はルールに従って普通に初期配置してください。ZOC付けに残したソ連軍はいないものとします。航空ポイントは2個使用可能。

 ドイツ軍がドン川を第1ターンに突破するにはどうしたらよいでしょうか。そこそこ技量があるゲーマーなら、そんなに難しくありません。通常のテクニックで突破できます。できれば、ボロネジ突破のときに使った戦略を応用して「あっ」という突破の仕方に気付いてもらいたいです。成功率は50%ですが、やってみる価値ありの作戦を。

 回答は来週火曜日以降にアップします。
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# by shark-head | 2007-05-13 00:02 | ドラスタ練習帳

ドラスタ練習帳その1

 例によって突如新企画が始まりました。

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 先日のリプレイで「練習問題」として出したケースを解いて行きましょう。

 ソ連軍のセットアップは悪くないです。結構考えてあります。ただ、リプレイのセットアップは戦線後方に3個ユニット以上いたので、少し直してあります。ところが、直したせいで、後方の機械化歩兵が司令部の範囲からはずれてしまってます。本当は1ヘクス西に置かないといけません。ただ、大勢に影響はないのでこのまま話を続けます。

 ボロネジまで突破するにはどうするか。要は緑の印のついた3ユニットをぶっとばせばいいんですよ。

 そしてドイツ第4装甲軍の配置。前線ヘクスを全部うめるために、ハンガリー師団と歩兵師団を3個使います。補給が来ない位置でも気にする必要ありません。こうすると、24戦力の装甲師団スタック、18戦力の装甲擲弾兵スタック、27戦力の歩兵師団スタック2個がオーバーラン要員として確保できます。機械化部隊は同一師団効果で額面戦力を維持できますが、歩兵師団は12戦力しか発揮できないのに注意。

 ソ連軍は幸い2個師団スタックしかしていません。戦力未確認歩兵の最大戦力は11なので、スタックは最大22戦力。どんなに運が悪くても歩兵で1:2オーバーランができます。ただし、1:2では6が出るとAEがあるので、1:2の可能性がある攻撃の場合は、航空ポイントを準備しておかないといけません。ゲーム開始時にハリコフに飛行場を置いておけば、2ポイントを使えます。


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 ソ連軍歩兵は一律5戦力、ダイス目はすべて3で話を進めていきます。

ではさっそくオーバーラン一発目。矢印のように12戦力でオーバーランします。

12:10で戦闘比は1:1。成功可能性を上げるため、航空ポイントを1使います。オーバーラン時はドイツ軍しか航空ポイントを使えません。これがドラスタ最大のキモです。

 1:1の2(-1で)はA1D1。ソ連軍は退却を選びます。


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 ソ連軍が踏みとどまるオプションもありますが、まずは流れを見ていただきたいので退却。空いているヘクスが1つしかないので下がります。

 ドイツ軍はステップロスを受けます。後ろを空けておけば退却できたのに、との指摘もあるでしょうが、色々と理由があります。考えてみてください。


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 もう1個の歩兵スタックが前進してオーバーラン。12:10の1:1。ここで成功すればOKなのでまたもや航空ポイントを使用。

 1:1の2(-1で)はD1A1。ソ連軍は退却を選びます。これまた踏みとどまるオプションもありますが、話を分かりやすくするために退却。


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 ドイツ軍は退却を選びます。そうしないと後から来る装甲師団が入って来れないため。
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# by shark-head | 2007-05-13 00:01 | ドラスタ練習帳

DOSリプレイ~その7

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 第14ターンの投了時の北方戦線。


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 同じく中央部。


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 同じく南方。


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 コーカサス方面。


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 コーカサス方面で攻勢に出たソ連軍。
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# by shark-head | 2007-05-12 00:07 | ドライブオンスターリングラード

DOSリプレイ~その6

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 第11ターンあたり。ソ連軍が攻勢に出てます。ドイツ軍は何とか戦線を張って装甲スタックで火消しに回ります。


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 南方は快調。マイコプ陥落。この後ノボロシスクも占領。


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 しかーし、側面が薄くなったところをすかさずソ連軍が突破。ロストフに騎兵部隊が雪崩れ込んで補給を切断する。


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 第13ターン。赤い津波に装甲スタック(ツートンカラーのマーカー)が懸命にオーバーランをかけて戦線を支えるが・・・


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 ここで無情のヒトラー命令C。Nマップには2個装甲しかいられなくなるため、1個師団がレニングラード転進。というか事実上除去。中央ではルーマニアが撃破されて戦線維持が難しくなりました。ここでドイツ軍の攻勢は頓挫。
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# by shark-head | 2007-05-12 00:06 | ドライブオンスターリングラード

DOSリプレイ~その5

 【第8ターン】
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 ロストフ南で1カ所突破できたのを機に、一気に大包囲戦に。ソ連軍が頑張っていたため、逆に大量のユニットが集まっていた。本当にこのゲームは1点突破全面展開が豪快に決まります。


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 8ターン終了時の全景。


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 8ターンの撃滅ユニット。毎ターン撮影していたんですが、途中を省略してます。ソ連軍はじりじりと中央で前進してルーマニアを飛ばしてます。


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 9ターンか10ターン。ドイツ軍は南方のVP都市を攻略開始。ソ連は遠巻きに防衛線を再構築し始めてます。


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 同じころの北方。中央のツートンカラーのマーカーはドイツ軍の3個装甲師団スタック。もぐらたたきをしてソ連を少しずつ減らしてます。「皮を切らせて皮を切る」戦い。ソ連軍は少しずつドン川を渡って来てます。
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# by shark-head | 2007-05-12 00:05 | ドライブオンスターリングラード

DOSリプレイ~その4

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 第3ターンの壊滅ユニット。


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 飛びますが、第7ターン終了時の南方。ロストフは4ターンに陥落したものの、ドイツ軍は爆発的な突破ができず苦しむ。

 北方はボロネジ周辺で小競り合いと消耗戦が続く。つまり第4ターンから第7ターンまで、戦線は見た感じほとんど変わらないので省略。ソ連軍のユニットは結構除去されているが、ドイツ軍のステップロスもたまり始めている。

 ここで第1日終了。ソ連軍戦線に1カ所弱点を発見したので、翌日の第8ターンから大攻勢に出る作戦を密かに?計画。


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 ちょっと戻りますが、第6ターン終了時の全景。

ソ連軍はルールでドン川北岸に戦線を張らなくてはならない。ドイツ軍の中央は同盟国軍でぎりぎりの戦線を張っている。
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# by shark-head | 2007-05-10 01:04 | ドライブオンスターリングラード

DOSリプレイ~その3

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 第2ターンのドイツ軍のロストフ攻撃。何と2:1でA1。この不運が最後まで響いた。


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 第2ターン終了時。ソ連軍がボロネジ奪回に成功。ドイツの自動車化歩兵が1個師団壊滅する。よく考えれば、ボロネジには部隊がいなかったので、いったん踏んで戻る手もあった。自分がソリティアするときは拘束ユニットを置いていたので、何となく留まってしまった。北方から南方に向かった装甲師団を戻しきれなかったのも痛い。ソ連軍は南方をあっさり引いたので、素直に北方で掃討作戦をした方が良かったかも。事前の作戦のイメージに引っ張られ過ぎた。


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 第2ターンの壊滅ユニット。ソ連軍は親衛隊の引きが悪かったが、序盤にやられるものと考えれば弱い部隊の方が得かも。


 【第3ターン】
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 ドイツ軍がボロネジ再占領。北方はソ連軍を掃討し、装甲3個師団以外は南方に派遣。増援の歩兵ユニットを受け取って戦線に送る。


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南方はロストフ周辺で激しい殴り合い。ソ連軍も増援をどんどん送り込んで戦線を支えている。
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# by shark-head | 2007-05-10 00:03 | ドライブオンスターリングラード

DOSリプレイ~その2

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 右は第1ターンのドイツ軍終了時。第6軍は突破がうまくいかず、本当は5-12の司令部を攻撃したかったのだが届かず。


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 第1ターン後半のソ連の反撃。ボロネジは包囲に止める。意外と司令部を脱出させずに抵抗を図っている。


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 第1ターンのソ連軍南方。布陣は悪くないですが、戦力不足。第2ターンにドイツ軍にドン川を渡られてしまう可能性があります。ただ、ドイツ軍の現在の配置では無理。これまた練習問題として、どうやったら突破できるか考えてみてください。


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 第1ターン終了時全景。このあたりはまだちゃんと写真を撮ってますが、プレイに熱中するとだんだん減っていきます。


 【第2ターン】
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 ドイツ軍終了時。北方ではソ連軍がボロネジ奪回にかかるが、突破した装甲師団を戻しきれず。補給をつなぐぐらいはできたかもしれない。掃討作戦を展開。
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# by shark-head | 2007-05-10 00:02 | ドライブオンスターリングラード